「エネルギー」と「環境」を
いかに両立させるか。
私たちが培ってきたパイオニア精神が
再び動き出す。
脱炭素が世界的な潮流であることは言うまでもありません。その一方で、ウクライナ情勢や国際社会の動きとともに、エネルギーの安定供給が改めてクローズアップされています。この2つの課題をいかに両立させていくかが、日本の社会、そして世界の国々の発展にとって大きなテーマとなっています。
このような社会とともに歩んでいくために、当社は2023年、新たな全社戦略として「二軸経営」を打ち出しました。基盤となる石油・天然ガスの開発・生産事業を軸としつつ、CCS/CCUSを中心とした環境対応型事業に取り組み、「エネルギー」と「環境」という両輪による経営を目指しています。またそれは、独自に蓄積してきた地下をめぐる知見をベースとした、新規ビジネスへの挑戦とも言えるでしょう。当社が長年にわたって培ってきたパイオニアスピリットが、世界を舞台に再び発揮されようとしているのです。
多様な人財が集い、
持てる能力を存分に発揮する。
たくさんの想いの相乗から
未来へのパワーが生まれる。
多様な人財が活躍できる風土があること。これが、私が感じている当社で働く魅力です。当社には、いくつもの企業の統合によって成長してきた歴史があります。必然的に多様な人財が集い、それぞれの能力や個性を尊重し合う文化が育まれてきました。それは新卒・キャリア入社といったバックグラウンドの違いについても同じです。
それほど多様でありながら、社員数は700名ほどであり、一人ひとりが担う業務の幅が広く、若いうちから大きな仕事に挑めるチャンスがある。海外赴任が典型的な例でしょう。私自身、初めての海外赴任として31歳の時にロンドンで勤務をしましたが、格段に成長スピードが増した実感がありました。その経験を20代のうちから叶えられる可能性のある今の若手社員たちは、とても恵まれた環境にあると思っています。

私たちが求めているのは、
変化の最中に飛び込み、
その変化を楽しめる人。
最近、私が仕事の進め方を話す時によく使っている言葉に「アジャイル」があります。もともとはソフトウェア開発から生まれた言葉ですが、試行錯誤を速やかに繰り返しながら価値を高めていくといった意味があります。一方、従来のやり方が「ウォーターフォール」であり、当社がこれまで取り組んできた石油・天然ガス開発事業は、どちらかというと後者のスタイルと言えるでしょう。壮大なスケールのプロジェクトですから、それも当然という面もあるのですが、これからは環境の変化に迅速かつ柔軟に対応できる機敏さも重要だと考えています。
それは私たちが求めている人財像についても同じです。変化に機敏に反応できるマインドの人。さらに言うならば、その変化の最中に飛び込み、変化を楽しめる人。私たちが挑んでいくビジネスは壮大であり、困難なことも数多くあります。しかし、その分だけやりがいも達成感も大きい。次代の変革を自らの力で引き起こしていく、若い方々との出会いを楽しみにしています。