鉱区取得
石油・天然ガスなどの地下資源を探鉱・開発・生産できる区域のことを「鉱区」といいます。石油・天然ガス開発事業は、この「鉱区」を取得することから始まります。産油・産ガス国政府が実施する入札に参加したり、鉱区権益を保有する事業者から権益を買収することにより、鉱区を取得します。
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1.データレビュー(事前調査)
各国政府や権益保有事業者が提供する鉱区データを分析し、鉱区の地質ポテンシャルを検討します。その後、事業リスク等の各要素を総合して、プロジェクト評価を実施します。
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2.交渉
「事業性あり」と判断された鉱区について、契約条件の交渉を実施します。交渉相手は、各国政府や世界中の石油会社などです。技術・経験・資金などが厳しく審査されます。
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3.契約締結
鉱区取得の主要条件に合意したら、基本契約を締結します。これから始まる石油・天然ガス開発プロジェクトは、すべてこの契約に基づいて進行します。弁護士、事業担当者など、多くの人が協働し、内容を精査します。