PROFILE
学生時代、大学の専攻が地学系だったこともあり、先輩の話から石油・天然ガス開発業界の存在を知った。自身の能力の限界に挑戦できる難易度の高さと専門性を極められる仕事ができること、若手のうちから海外赴任のチャンスが非常に多いことを知って入社を決めた。
大規模なプロジェクト経験から、
石油・天然ガス開発の
ダイナミズムを知る。
技術系地質
D.M.
技術戦略部 テクニカルエキスパート4グループ
2017年入社
理学部 地球惑星科学科 理学院自然史科学専攻 修了
PROFILE
学生時代、大学の専攻が地学系だったこともあり、先輩の話から石油・天然ガス開発業界の存在を知った。自身の能力の限界に挑戦できる難易度の高さと専門性を極められる仕事ができること、若手のうちから海外赴任のチャンスが非常に多いことを知って入社を決めた。
豪州CCS事業の立ち上げチームに所属し、
CO2の地下貯留実現を目指している。
社内の豪州CCS事業の立ち上げチームに参加しています。日本で排出されたCO2を回収・液化、船舶輸送し、豪州に新設する地下施設に貯留するという構想の新規事業です。チームには、契約、法規、事業性検討など、さまざまな専門領域を携えたメンバーが集まっていますが、私の役割は地質データを基にしたCO2圧入容量や圧入性、貯留リスクの推定です。本プロジェクトに限りませんが、実際に見たり触れたりできない地下の状態を限られたデータだけで推定するには、幅広い地球科学の知識が必要です。地下評価分野の担当は私だけなので日々大きなプレッシャーを感じている半面、職務上の裁量が大きいので手応えも感じながら業務にあたっています。
巨額の赤字になりかねない油田開発で、
予測通りの成果を挙げ、成功体験が得られたこと。
ベトナムの油田で新規生産井の掘削に従事した時のことが思い出深いですね。私が現地に赴任した直後に掘削した生産井では、事前予測を大幅に下回る量しか原油を採れませんでした。掘削結果を踏まえ、既存の「貯留層モデルの更新」に従事しました。生産井の採掘には巨額の費用を要しますが、事前予測が外れればリターンがゼロになってしまうおそれもあります。とても大きなプレッシャーを感じましたが、物理探査技術者や貯留層・生産技術者など、異なる専門領域のスペシャリストたちと幾度も議論を重ね、持てるデータをすべて取り込みながら貯留層モデルを更新し、赴任から3年かけて追加生産井の提案・計画・掘削まで携わりました。この努力が実り、ほぼ予測どおりのレートで原油生産を実現させることができました。仲間と力を合わせて数十億円規模の収益を生み出した喜びは、何にも代えがたいものでしたね。
短期的には専門知識の幅を広げること、
長期的には新規事業の創出が目標。
まだまだ、自身の未熟さを痛感する場面が少なくありません。いずれは技術をバックグラウンドに事業をマネジメントできるようになりたいと思っているため、特に必要な課題は、物理探査技術や貯留層・生産技術など他分野の知識強化と位置付けています。他分野の知識もなければ全体を俯瞰できません。今後3~5年くらいの間で、実務を通じて他分野のスペシャリストから多くを吸収していきたいですね。そしていずれは、ENEOS Xploraの存続・成長に不可欠な新規事業の創出に貢献できる人財になりたいと考えています。そのためには、バランスシートや損益計算書なども読み解ける「経営者目線」が必須です。事業のマネジメント経験を積み上げることで養っていきたいと思っています。
オフタイムOFF TIME
赴任先での連休は、会社の仲間とリゾートホテルのヴィラを貸し切り、昼はプールサイドで子供たちと遊び、夜は飲みながら過ごすこともありました。帰国した後も週末は家族と一緒にグランピングへ行ったり、公園で子どもたちを遊ばせたりしています。
1日のスケジュール1DAY SCHEDULE
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