PROFILE
学生時代は、石油開発に関連する地球・環境資源理工学を専攻し、海外で活躍したいという気持ちも強かった。入社の決め手となったのはインターンシップなどで出会った個性豊かな技術者たち。自分が成長できる環境があるとビビッと感じた。
学びと刺激に
満ちあふれる、
海上施設での日々。
技術系坑井
G.S.
クアラルンプール事務所
2022年入社
地球・環境資源理工学専攻 修了
PROFILE
学生時代は、石油開発に関連する地球・環境資源理工学を専攻し、海外で活躍したいという気持ちも強かった。入社の決め手となったのはインターンシップなどで出会った個性豊かな技術者たち。自分が成長できる環境があるとビビッと感じた。
マレーシアの海上施設で生活し、
坑井技術者として現場をサポートする。
今は、マレーシアのサラワク州沖合にある掘削施設にいます。新しい井戸を掘るプロジェクトが進んでおり、現場での作業をサポートすることが私の役割です。掘削作業に用いられる機器が正しく準備されているかの確認や、掘削の進捗に関わるパラメータをチャート化して計画と比較し、現場で起こりうる問題検討などの業務を行っています。掘削の現場とクアラルンプールにある事務所とのパイプ役を担っています。
海上の掘削施設に2週間いて、次の2週間はクアラルンプール事務所。これが基本的な仕事のサイクルです。掘削施設への行き来は通常は船ですが、最近はモンスーンの影響でヘリコプターを利用しています。施設の広さはサッカーコートの半分ほどで、100人を超えるスタッフが働いています。ほとんどが多国籍のスタッフで日本人はほぼ私一人です。こう言うと、厳しい環境を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、むしろ私にとっては楽しくて仕方がない。多様な人たちと一緒に働くのはとても刺激的ですし、なによりも現場でしか学べないことがたくさんあるのです。入社前に想い描いていたとおりの仕事にチャレンジしているという実感があります。
壮大でありながら、とても緻密で
工学的な背景があることに面白みを感じている。
入社1年目は研修を通じて石油・天然ガス開発や掘削技術の基本を学びました。3ヵ月ほどUAEの掘削施設に派遣され現場での研修も経験。その後は本社での業務に携わり、入社3年目にクアラルンプール事務所に赴任しました。掘削の現場に立ってみて感じるのは、研修では得ることできない学びの多さと責任の重さ。つい最近、発注と異なるパイプが現場に届くというトラブルがありました。それをチェックするのも私の業務なのですが、パイプの長さや重さ、太さはほぼ同じで、微妙なスペックだけが違っていたため、気づくのが遅れてしまいました。幸い早急に手配できて問題はなかったのですが、このような些細なミスが掘削作業に多大な影響を及ぼす可能性があります。海上に巨大な施設をつくり、地下何千mまで井戸を掘るという壮大なスケールのプロジェクト。実際の現場は、「なんとなく」が全く許されない、非常に緻密な世界なのです。すべての作業に工学的な背景があるところに面白みを感じています。
地球規模のフィールドで、自分の力が
どのように活かせるのか楽しみにしている。
今回のプロジェクトでは、約9ヵ月にわたって掘削作業に携わりますが、できればもう1回は現場に関わってみたいと思っています。それほど現場での経験は濃密で面白いのです。気づきや疑問点など、日々の作業で学んだことは必ずメモをとり、Excelでまとめて整理しています。そのメモが蓄積されていくにつれ、自分が成長しているという手応えも強まってきました。ですが、坑井技術者として学ぶべきことは、まだ膨大といえるほどたくさんある。石油・天然ガス開発における掘削技術の奥深さ、そしてやりがいの大きさを改めて現場で実感しています。現場でノウハウを学び、それをもとにオフィスで計画業務に携わり、そして掘削作業全体を統括する掘削マネージャーへ。これが、私が目指しているキャリアステップです。掘削は、当社が推進しているCCSプロジェクトでも鍵を握る技術の一つ。地球規模のフィールドで、自分の力がどのように活かせるのか、とても楽しみです。
オフタイムOFF TIME
休日はマレーシア国内をあちこち旅行しています。海上施設で仲良くなったマレーシア人クルーの地元へも。ローカルならではの食事を楽しんだり、彼らの所属する地元チームに交じってサッカーをしたり、素晴らしい体験を得ることができました。
1日のスケジュール1DAY SCHEDULE
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