ニュースリリース
2021年
2021年9月16日
新潟県胎内市の「JX中条の森」において森林保全活動を実施
2021年9月16日
各 位
JX石油開発株式会社
新潟県胎内市の「JX中条の森」において森林保全活動を実施
当社(社長:細井 裕嗣)は、社会貢献活動の一環として、2011年から中条油業所(所在地:新潟県胎内市、所長:三石 裕之) 近隣の中村浜・村松浜両地区において「JX中条の森づくり活動」に取り組んでおります。11年目を迎えた本年も、9月15日(水)に、苗木960本の植栽作業を主とする森林保全活動を村松浜地区において実施しましたので、お知らせいたします。
例年この活動は、当社およびENEOSグループ内のボランティアおよび地域の皆様の幅広い参加を得て実施しておりますが、昨年に引き続き本年も新型コロナウイルス感染防止のため規模を縮小し、中条油業所員のみにより、適切な感染防止策を講じた上で実施しました。
当社は、ENEOSグループの主要な事業会社として、ENEOSグループ行動基準「環境保全」、「市民社会の発展への貢献」に即した取り組みを今後も継続してまいります。
1. 実施活動の概要
(1)活動日 2021年9月15日(水)
(2)活動場所 新潟県胎内市村松浜地区
(3)参加者 中条油業所員31名
(4)活動内容 植栽作業(クロマツの苗木960本)
2.「JX中条の森づくり活動」の概要
中条油業所が所在する地域は、冬の日本海から吹きつける風雪が厳しいため、海岸沿いには塩に強いクロマツを、砂丘地帯にはアカマツを植えて、風や塩、そして飛砂から住民の生活圏を守ってきました。しかしながら1990年代に入り、まず同油業所周辺のアカマツ林で松くい虫の被害等による荒廃が顕著に見られるようになりました。このため同油業所では、1998年から構内および周辺の松林に対して、親松から得た実生(みしょう)松(松の幼木)を植えるなど、その再生に取り組み、2004年からは社員やその家族が参加する森林保全ボランティア活動も実施して成果を上げてきました。
一方、2007年頃から海岸のクロマツ林の松くい虫被害が激甚化し、ほぼ全滅してしまったことを受け、2011年からは当社のボランティア活動を発展させる形で、新潟県の支援を受けて胎内市・中村浜地区・当社との間で締結した「JX中条の森づくり活動協定書」にもとづいて「JX中条の森」を開設し、地元関係者の方々と連携しながら、これまでに約8,800本のクロマツの苗木を中村浜地区の1ヘクタールの区画に植栽しました。また、2016年、胎内市・村松浜地区・当社の間で新たに「JX中条の森づくり活動Ⅱ協定書」を締結し、0.36ヘクタールの区画を「JX中条の森Ⅱ」として、2018年までに広葉樹数種類の苗木約500本とクロマツの苗木約1200本を村松浜地区に植栽しました。
さらに2019年9月には、過去3年間に植栽した苗木の保育作業のため「JX中条の森Ⅱ」の協定を改訂するとともに、胎内市・村松浜地区・当社の間で新たに別の区画0.75ヘクタールでの植栽・保育作業を活動内容とした「JX中条の森づくり活動Ⅲ協定書」を締結しました。その上でこの新たな区画でのクロマツ約950本の植栽を主とする森林保全活動を実施しました。
なお、この活動は、新潟県が推進する「にいがた森づくりサポート事業」にもとづいて、新潟県のサポートを受けております。
これらの活動は治山事業の推進に寄与したとして、2018年に新潟地区治山林道協会から、続く2019年に新潟県治山林道協会からそれぞれ表彰され、さらに同年、第3回インフラメンテナンス大賞優秀賞(農林水産省-メンテナンスを支える活動部門)を受賞しております。
「JX中条の森」
(1)所在地 胎内市中村浜1-3
(2)面積 1ヘクタール(1万㎡、松くい虫の被害地)
(3)活動内容 クロマツの植栽および保育作業等
(4)期間 2011年9月から2019年3月末まで
「JX中条の森Ⅱ」
(1)所在地 胎内市村松浜2730-2、2730-291
(2)面積 0.36ヘクタール(3,600㎡、松くい虫の被害地)
(3)活動内容 広葉樹やクロマツなどの植栽および保育作業等
(4)期間 2016年9月から2022年3月末まで
「JX中条の森Ⅲ」
(1)所在地 胎内市村松浜2730-21、2730-22
(2)面積 0.75ヘクタール(7,500㎡、松くい虫の被害地)
(3)活動内容 クロマツの植栽および保育作業等
(4)期間 2019年9月から2024年3月末まで
(ご参考)中条油業所の概要
所在地:新潟県胎内市村松浜1873
事業内容:天然ガス・原油・ヨウ素の生産
従業員数:51名(2021年9月現在)


